スタッフブログ
2023.07.15
お客様ファーストになっていますか?
皆さん、こんにちは!
今日は、お客様ファーストついてです。
昨今、建築業界に留まらず、省エネやSDGs等の文字が飛び交っています。
とても良い事だなと思う事もいっぱいあります。
例えば、弊社の建材でSDGsと言えば、セルロースファイバー(古紙をリサイクルしています)ですよね。ですので、こういった環境に配慮した建材等も増えてくることは大歓迎です。
性能も上がり、住宅の質が向上していくのは、とても良いことだと思っています。
ただこういった素材は概ねコストが高いんです。。
環境に優しいかもですが、お財布には優しくないことも多々ありますよね。
省エネについてもそうです。
昨今の住宅業界なんか最たるもので、省エネ、エコというキーワードを中心とした住宅づくりになって来ています。
省エネやエコというのは、家計に優しいということでもちろん大賛成です。が、購入する時に何故か従来品よりも高いんですね。
住宅については、数年前に比べて一気に省エネ、エコ住宅が主流となりましたが、同時に住宅価格もドカンと上がりました・・・。
国の方で、省エネやエコを利用して、ただ需要を活性化するために商売の道具にしているのではないか?と疑問に思うことが多々あります。
家計に優しいのは大歓迎ですがイニシャルコストが高く、安くなったランニングコストで、果たしてイニシャルコストを上回る経済的なメリットを享受できるのか?というのも、結構疑問です。
家電製品は、10年位使用すればあるかもですが、住宅は額が大きいのでどうでしょうか?
また最近の住宅では、助成金についても「質の高い住宅」という事が求められます。
助成金分で住宅の価格が高くなった分を補填するという意味合いもあるかもしれませんが。
この流れによって、地域に根差した少人数で経営されている工務店等は、対応できなくなってきています。
大手ハウスメーカーは、国の指針を受けて性能を追加していきますが、同時にどんどん値段を上げています。
これでも需要があるのは、国が定めている基準があるからなんですね。
お客様もこの国の基準をクリアしている方がいいと思うのは、普通のことです。
この辺りの心理面を上手く利用しているんじゃないかとここでも疑問に思ってしまいます。
もっと直球で言うと、この建築業界で言えば、今後大手さんしか対応できない仕組みに拍車がかかるということなんですね。
※nattoku住宅については、構造計算から性能評価まで対応できる自社設計チームがあり、2025年4月施行の※4号特例見直しにも既に対応できておりますので、ご安心下さい。
ある一定規模の工務店さん以外は、自社で構造計算や性能評価の計算はできません。
ほとんどの工務店が外注になっているはずです。
当然外に仕事を出すので、コストは高くなります。
外部の会社では、安全値で基礎等を設計するので、より高いコストを強いられ、工務店はより経営を圧迫していく要因の一つになっています。
そういうものが複合的に増えて来ており、久保社長のブログにもありましたが、工務店さんの倒産が増加してきているという事実があります。
国としても基準を上げていく取り組みが必要ということで、新法案を施行させていくのはある部分は、良いことだと思いますが、過剰と思われる部分もあるので、地域工務店を根絶やしにしたいのか?くらい思ってしまう内容もあります。
工務店さんも経営努力が必要というのは、当然のことです。
資本主義ですから、どの業界にいても競争ですので、淘汰されていくのも仕方ない部分もあります。
一番大事なことは、そこにお客様がいるということが重要視されていない気がするから疑問に思うんですね。
企業を潤すのも大事ですが、こういった施策が、本当にお客様(消費者)のタメになっているのか?そこを一番大事にして欲しいと思います。
結局、お客様に負担が来て、この建築業界で言えば、オーバースペックになり、購入できない方や購入に躊躇する方等が増えてきている事実があり、結果的に自分達で業界の衰退を早めてしまうと危惧します。
実は今、いろんな業者さんの原価をチェックしていたので、こんな事を思ってのブログでした。。
とはいえ、凄く素敵な家をたくさん作らせて頂いているnattoku住宅はとっても幸せな住宅会社です。
お客様への感謝を常に忘れずに、高品質でコストパーフォーマンスの高い住宅を極めていくことがお客様への恩返しになると信じて、今後も突っ走りたいと思います。
nattoku住宅は、そう自信を持って言える唯一無二の注文住宅を手掛けています!!
少しでもお客様ファーストの世の中になってもらいたいなぁと切に願います。
では!