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2023.11.01

つたえたい事

コンダクト本部 本部長

新名 清隆

attoku住宅株式会社一級建築士事務所の新名と申します。

私は主に構造、性能についての仕事に携わっているのでそこらへん中心の話になりますが、

私なりの解釈で伝えられたらと思っています。

 

これからの世の動向を鑑みるに省エネ、子育てがキーワードになってくるのは周知のとおりです。

最近では子育てについて国の施策が様々な方法で打ち出され本腰で取り組んでいく姿勢が分かります。

過去の話にはなってしまいますが

我々建築部門もこどもみらい住宅支援事業といった補助事業で尽力いたしました。

地球温暖化と少子化対策、といった具合で合わせ技の手法ですね。

経済の活性化にも繋がりますので一石三鳥といったところでしょうか。

そこで建物の断熱についてお話します。

 

 

現在指標として断熱等級を外皮性能で表現します。単位はUa値でW/㎡・K

K(ケルビン)とは内外部温度差1℃の場合1時間当たりに逃げていく熱量で

外皮面積で除して求めるので1㎡当たり逃げていく熱量の事です。

つまりこの値が小さければ小さいほど良い住宅という事になります。

計算値ですが0.60W/㎡・K以下で断熱等級5、0.46W/㎡・K以下で等級6という評価です。

今のところ弊社では等級5を標準としひとつ上の等級6をハイグレード商品としています。

そこで0.60W/㎡・K以下とはどの程度かというと

ZEH(ゼロエネルギーハウス)相当評価基準というと分かり易いと思います。

ではどうやったら良い数字に近づけられるかですが、

大方開口部(サッシ)の性能に左右されると思っていただければ間違いないです。

外皮とは建物と外気とが接している部分の事で屋根、壁、床、開口部(サッシ)になります。

サッシ以外は0.6w/㎡・K以下にする事はそう難しくはないのですが

サッシについては高性能なガス入りトリプルサッシでも

宣言書を利用した試験値で1.15w/㎡・Kであり

他部位の熱損失より遥かに大きな値を示します。

また高額になる傾向ですので性能を上げる=高額商品となる訳です。

1年半くらい前までは静岡県(5、6、7地域)では断熱等級4(0.87W/㎡・K以下)が最高等級でした。

今は等級7(0.26W/㎡・K以下)まで性能値の上限が細分化されています。

正直なところ0.26W/㎡・K以下にすることはそう簡単な話ではありません。

サッシの性能だけではまったく太刀打ちできません。

当然費用、技術も伴います。だからと言って必要ではないという事ではありませんが…

ここで冒頭の単位のところで申し上げたK(ケルビン)の話に戻ります。

内外部の温度差というところが鍵になるのですが

差が大きい地域ほど実質の温度変換が激しいという事になります。

感の良い人はお分かり頂けたと思いますが、

そもそも北海道と静岡県では考え方を変えなくてはいけないという事です。

今は断熱に関して上を目指す傾向にありますが

費用対効果も考えバランスのとれた丁度よい住宅がいいように思います。

勿論考え方は人それぞれです。あくまで私なりの考えをお伝えしたところです。

コンダクト本部 本部長

K.Nina 新名 清隆

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