スタッフブログ
2022.12.10
構造設計
今日は業界の仕組みを公開します。
通常の住宅会社と言うのは概ね構造設計を自社の設計部門で計算する事は無く、プレカット会社と言う木を刻んでいる会社の関連会社に委託します。
自社で構造設計を出来る住宅会社は、少ないです。
我々は自社で構造計算まで行い耐震等級3相当では無く、耐震等級3を実施し全棟半壊した場合建て直す半壊保証を付けさせて頂いております。
これは実は凄い覚悟でしたが、全国初となる快挙でした。
今皆様が検討されている住宅会社で自社で構造設計を行い、半壊保証を付けている会社はありますか?
ウッドショックなどを経験する事で実証されましたが、自社構造設計にして本当に良かったです。
委託式だと木材問屋さんとの関係がありますので、より構造材を意味なく大きくし金物を、どんどん増やし基礎も増えて行く。
このコストが委託式構造設計だと、コントロールできません。
また委託した構造設計屋へ、ウッドショック中 連絡しても電話に出ない。
メールの返信も無い。
構造材は毎月高騰して行った事実は晒さなければいけません。
一体日本中で、どれだけ沢山のお客様、住宅会社が危機に陥ったか。
我々は自社で計算してますので、あの時行われていた構造設計3ケ月待ち。
着工できない。
材木が無くなる。
こんな嘘を付いては行けません。
目先の利益では無く、業界の信用と安心を高めなければいけません。
実際に行われている住宅業界と言うのは、自分達で構造設計という分野を作り、中小工務店では解決できなく、大手が支配をしようとする。
と言う中央の考え方でした。
確かにいい加減な設計により、構造的に不味くないか?というレベルの低い住宅会社は沢山ありますし、安ければ良いという分譲住宅系に多い精度の低い業者も多数存在します。
そこにメスを入れる方針は間違いなく正しい。
問題はプレカット会社と蜜月関係の構造設計委託会社の能力の低さと我々は考えます。
当時覚悟を持ち、全棟耐震等級3を実施しニュースリリースをし、同業他社が震えた事を思い出します。
『そんな事やられたら困るよ。』そんな声が聞こえてきました。
勿論私は無視し、決行します。
そして設計部門を更に強化し、構造設計チームを発足します。
今では自社構造設計100%。全国の工務店様から沢山の依頼を請けております。
設計も行って遠方のお客様などはZOOMで設計打ち合わせを行ってます。
そして全棟半壊保証と言う業界初の快挙を達成しました。我々が掲げているサスティナブルな住宅は、地域の実力あるビルダーが、お客様に最大限寄り添い災害が発生した際に、必ず救う体制を取らなければ行けません。
今年の清水区を襲った台風被害の改修工事も、今沢山請け負っております。
他社で建てられた方、我々の姿勢を評価して頂いた地域の方の信頼を集めております。
自社独自の一生お付き合いするオーナーズクラブと専用サイト、専用カスタマーセンターにて更に強固な体制を築いております。
構造計算の話に戻りますが、耐震等級3相当と耐震等級3は得て非なる物です。
お気を付けください。
私共nattoku住宅グループは、お客様の安心と業界の信用性を自社構造設計に依って高めてまいります。