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2017.10.14
住宅ローン。疾病保険。有か無か。
ブログをご覧の皆様 こんばんは。こんにちは。
納得の『お祭りコンシェルジュ』中野です。
住まいづくりで悩まれる大きな問題。
それは どこで借りるか。。。
後は条件をどのようにするか。悩まれませんか??
下記の内容はあくまでも私の考えです。
全ての方が当てはまる訳でもございません。
参考程度にして頂ければ幸いです。
銀行から住宅ローンを借りると、『団体信用生命保険』に加入します。
返済途中にお亡くなりになってしまったり、高度障害になりその後のローン返済が困難な状況になった場合、
保険金額で残りのローンを相殺するというものです。平たく言えば、ローンが無くなります。
殆どの民間金融機関では借り入れの条件になっています。
保険料は銀行の負担(金利に含まれている)なので、ローン契約者が別途保険料を支払う必要はありません。
保険付き住宅ローンとはどういうものなのか?
現在、取り扱われている主なもです。
- ガン特約付き
- 三大疾病保障付き
- 七大疾病保障付き
- 八大疾病保障付き
- 九大疾病保障付き
- 11大疾病保障付き
どれだけ病気に対しての保証をつければいいのか。。。
返済途中に病気にならないほうが珍しい位の保証ですね。。。
でも日本人の約2人に1人がガンと診断されると言われております。
生活習慣病予備軍を含めると、ほとんどの人がなんらかの病気にかかると言っても過言ではないかもしれません。
しかし、その保障を住宅ローンにつけて確保すべきかどうか?
それぞれの病気になったときに、どんな条件で保障されるのか。
- ガンと診断されたらその後の住宅ローンはゼロになる。
- 急性心筋梗塞、脳卒中にかかり、その状態が60日以上継続したときに、住宅ローンがゼロになる。
- 就業不能状態が1カ月を超えて継続したら、返済額の最長12カ月を保障し、さらに就業不能状態が13カ月を超えて継続したら、住宅ローンがゼロになる。
金融機関によって若干の違いはありますが、上記内容が一般的な保障です。
条件を満たすのは難しい。。。
保険会社で加入する生命保険や医療保険と違うのは、あくまで該当する病気になり一定の条件を満たした場合のみ、
残りの住宅ローンの支払いがなくなるという点で、入院や手術の際に保険金は出ないということです。
ここは大きいですよ。
■どの位の金額差になるのか?
金利に上乗せタイプが多いかと思います。
選択する商品にもよりますが、0.2%~0.3%金利に上乗せ致します。
0.2%というと、そんなに大きく感じないかも知れません。
例えば、3000万円を35年_ 0.75%でお借入れしたとします。
支払額_ 月々81,235円
保証をつけて0.2%金利が上乗せ0.95%になったとします。
支払額_ 月々83,988円
差額 2,753円
2,753円×420回(35年の支払い回数) =1,156,260円の差額が出てきます。
果たしてそんなに支払う必要があるのか、どうか。
■ガンや三大疾病、生活習慣病が心配。
現在 保険に未加入であれば、保険会社の保険を検討しても良いかもしれません。
毎月2000、3000円で入院給付金や診断一時金が得られる保険が数多くあります。
何よりも重要なのは、住宅ローンに付帯する保障特約は、住宅ローンの返済が終了すると、基本的には保険の契約も終了するということ。
いつ頃支払いが終わる予定ですか??60歳~65歳で完済する方がほとんどでは??
本当に必要なときに保障がなくなるという事態は避けるべきかなぁと私は思います。
健康を害すると、新たに生命保険や医療保険に加入することが難しくなるので、不安があるのであれば住宅ローンに付帯する保険を付けるかどうかを考えるのと同時に、
単体での保険加入も検討する事が大事です。
補足です。
あくまでもデータなので、全て当てはまらない事をご了承ください。
よく「生涯でがんになる確率は2分の1」なんて言われますが、年齢別に見るとほとんど60歳以降に偏っているのです。
30歳男性が60歳までにがんに罹る確率は7%ですが、70歳までの確率は21%、さらに10年後までに42%に跳ね上がります。
女性は、乳がんや子宮がんにより男性に比べて若年での罹患リスクが高いですが、生涯で見ると低いです。
一方でがんで死亡する確率はどうでしょう。
30歳男性が60歳までにがんで死亡する確率は2%。
70歳までの確率は7%、さらに10年後までに15%になります。
2%というと小さく感じてしまいますが、100人中2人も30年間で死亡すると思うと結構高く感じます。
しかしデータでわかるのは、医療の進歩により_がんになっても3分の2は死なないということです。
ではどうすれば??
アンサーがほんわかしてて、申し訳ないのですが、、、
現実的ではございませんが、罹患リスクは年齢が上がるほど高くなるので、金利上乗せタイプの保険は若い時よりも40歳以降の借り換え時に加入するとお得かも・・・。
3大疾病保障や8大疾病保障は、住宅ローンがゼロになるという保険です。
毎月の返済を保険で賄えるなら、実質ゼロと同じです。
病気やケガで長期にわたって働けなくなった時に役立つ保険に「就業不能保険」も考えても良いかも知れません。
万が一。もしも。この様な事を言われちゃうと、難しいですが。。。
あくまでも、確率、考え方なので 参考までに。
住まいづくりは、大きな金額が動きます。
色々な側面から、資金を考えていきましょう!!