スタッフブログ
2015.06.03
ワックス掛け
みなさん、こんばんは!!
あなたのハートに刺激を与える
スパイスコンシェルジュの工藤です。
昨日、浜松店にある床材のサンプルの半分を、監督のキムがワックス掛けをしてくれました。
納得のオリジナル無垢の床材のサンプル全てに
半分だけ塗って半分だけ無塗装にしました。
床材の種類にもよりますが、見た目や触った感触も若干の違いがわかると思います。
さぁ~問題です!
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納得の完成見学会の時に
皆さんが実際に歩いている無垢の床材にはワックスが掛っているでしょうか??
どちらでしょう??
正解は・・・ワックス掛けしてません。
ワックスはお引き渡しの前に掛けています。
是非、ワックス掛っている状態とワックス掛ってない状態もお確かめ下さい。
ちなみに浜松店のギャラリーに実際に張ってある床材はワックス掛けしてあります。
そもそも何故ワックスを掛けるのでしょうか!?
お客様によっては、ワックス掛けるのがめんどくさい。
塗装をしないままお使いになりたいという方もいるのではないでしょうか!?
そもそも塗装の目的とか種類といったことをご存知ですか!?
フローリングにワックスなどを塗装をする目的は、
フローリングの保護とメンテナンスです。
一昔前の話をすると、お婆ちゃんが、ぬか袋でせっせと無垢の床を磨いていたのを見たことありませんか?
あれは、米糠油を床に擦り込んで、フローリングに油分を与えて保護していた訳です。
人の足裏からも「皮脂」という油が出ていますから、素足で歩けば油分の補給ということになりますが、
それは無塗装や自然塗装のフローリングに対する理屈であって、普通は「汚れ」の原因になるだけです。
浜松店のキッズルームのパインの無垢の床が、その典型的な例と言ってもいいです。
塗装しないままのフローリングのことを「白木」といいますが、そのままの状態では、
「汚れ」や「キズ」が付きやすいので、どこまでの保護を考えるか? という話になります。
塗装をすれば、汚れも付きにくくなりますし、掃除も楽です。また、キズも付き難くなります。
しかし、自然塗料系にするのか、化学塗料系にするのかによって、塗装後の品質も変わります。
塗料の種類は、大きくいって自然塗料と、化学塗料があります。
自然塗料とは植物由来成分を主原料としたもので、人にも環境にも優しいものです。
フローリングの表面に塗幕(塗装の幕)が出来るものと、木に染み込むタイプのものがあります。
しかし、自然塗料は、化学塗料と比較するとモチが悪いので、頻繁に塗り替えないとならないという欠点があります。
いざとなったら自分で塗ることもできる点が、自然塗料の良いところです。
木に染み込むタイプの自然塗料なら、木の呼吸を止めることもないので、
無垢材特有の長所である調湿性能を奪うこともありません。
しかし、強い塗幕が出来るわけではないので、キズが付き難くなるといった効果はありません。
自然塗装よりも、もっと掃除がしやすくて、キズも付き難い方がいいという場合は、
化学塗装の塗料を選びます。
化学塗料で一般的なものは、ウレタン塗料と呼ばれるもので、最近はUV硬化型のものもあり、
以前と比べると大分人にも環境にも優しくなっています。
ウレタン塗装の場合は、強い塗膜でができるので、フローリングの奥深くに汚れが染み込むということがありません。
お醤油やコーヒーを溢しても、サッと拭き取れてシミになることもありません。
また塗膜が硬いので、キズも付き難いという特徴があります。
どちらの塗装の場合も無垢の床ですから、合板フローリングのように5年、10年で表層が剥がれてきたり、
色があせてきたりといったことは起こりませんのでご安心下さい。
塗装も奥が深いので
詳しくはお近くのコンシェルジュや監督にお聞きくださいね。
コンシェルジュ 工藤
kudo@nattoku.jp
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