スタッフブログ
2017.10.22
今日は、基礎の種類についての話しです
皆さん、こんばんは!
台風が接近してくる中、私は静岡に帰れるのか??と
不安な気持ちでいっぱい今ブログを書いております・・・。
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被害が出ないといいですね。
かなりの降水量が予想されていますので。
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さて、本題です。
今日は、午前中に構造ツアーを久しぶりに開催させて頂きました。
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その中で、基礎のことをご説明出来なかったので、
基礎の種類についてお話をしようかと思います。
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ベタ基礎と布基礎という基礎の作り方があります。
「どっちが強い??」
この質問よくあります。
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なぜ、この質問をされるかと言いますと、あるハウスメーカーでは
この布基礎を採用しているところがあるからですね。
ちなみにベタ基礎は、オプションです。
だからと言って、値段で強度を示しているわけではありません。
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いろいろと賛否があると思いますがあくまで私の見解です。
まず布基礎のメリットからです。
・コストが安い。
コンクリートの量を減らせます。
ただし、面で建て物を支えるベタ基礎とは違い地盤の強度が必要なはずです。
ハウスメーカーさんで地盤改良が多いのは、この理由もあると思います。
あとは、湿気対策をキチンとする必要があります。がそれでもコスト面で
お安くなります。
デメリットは、
・湿気の問題:しっかり処置する必要がある
・シロアリの侵入の恐れがある。
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次にベタ基礎ですが、メリットは、
・土地がもしも不同沈下しても面で荷重を逃がすので、
不同沈下(液状化)に強いと言えます。
・湿気もコンクリートで上がりにくくいです。
シロアリ対策にも寄与します。
・工期が短い
デメリットは、
・コスト高になる
・基礎が重くなる:地震の時に地震の力を受けやすくなる。
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こんなところでしょうか。
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では、最初に戻って、どっちが強いのでしょうか?
どちらかというと、建築の工法によるところが大きいと思いますが、
私は、やはりベタ基礎派ですね。
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木造には、ベタ基礎。
・木造は軽い為重いベタ基礎にしてもそれ程地盤面に対して負担にはならないと思います。
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鉄骨には、布基礎。
・線で支えているので、荷重の重い鉄骨系に。
布基礎の方が基礎が深くなるので、鉄骨系の重い荷重には向いているらしいです。
布基礎は、地盤が強いことが条件となると思います。
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こんな区分けになると思いますが、
ベタ基礎は「面」で、布基礎は「線」です。
ベタ基礎は布基礎をコンクリートをベタ打ちでつないで一体化されています。
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何度も言うように工法によるところは、大きいかもしれませんが、
木造であれば、できればベタ基礎の方が安心かと思います。
地盤面も全部均一の地耐力があるとは限りません。
ですので、私の見解では、ベタ基礎が良いと思います。
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地耐力30kn/?Fないと布基礎にできません。
ベタ基礎は20kn/?FでOK。
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結局地盤が強くないと布基礎は使えないということだと思うので、
ベタ基礎にしておく方がベターと考えます。
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この基礎については、今後も研究していく必要がありますね!
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技術的な知識も私達コンシェルジュもしっかり勉強していきます。
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台風が来るので、今日は撤収します・・・。