スタッフブログ
2020.07.09
介護目線で家づくりを考える
こんにちは!
掛川店の鈴木です。
最近、コロナが少しずつ増えてきてまだまだ乗り切っていないことを再認識すると同時に、感染予防に努めようと感じております。
今回のテーマは、前職が理学療法士という職でリハビリを実施しておりました。
ご年配の方を中心としたリハビリなので、車いすの患者様が多いです。
仕事の一環で、「住宅改修」を検討する機会がありました。
実際の患者様のお家をみて、住みやすいような提案や改修内容を検討しておりました。
これって、新築のお家にも役立つのでは・・・
そう思いました。
2世帯住宅を検討されている方で親御様の介護を考えたときや、先を見据えた考えを持つことも大事かもしれません。
対象者が車いすと仮定致します。
2つご紹介いたします。
1つ目は「段差」です。
玄関ポーチやLDKスペースで段差があるケースが多いと思います。
車いす目線で考えると段差が意外と大変です。
10cm程度の段差を上ることが一苦労!
自分で上る場合や介助する場合は、前輪(キャスター)を上げるのですが、結構な力が必要なので大変です。
そこで、スロープを提案するのですが、勾配を考慮しないといけないので、スロープの長さ等を検討します。
2つ目は「トイレ」です。
トイレは引き戸の方が望ましいです。引き戸にした場合、車いすでトイレ戸が邪魔にならないメリットがあります。
また、介助者目線で考えますと、便器横に縦手すりが欲しいです。移乗時や立位保持(排泄処理・ズボン上げ下ろし等)の際に役立ちます。
まだまだ数多くありますが、将来を見据えたお家設計もいかがでしょうか。
デザインが良くて、住み心地抜群なら最高ですよね。
たくさんお話しましょう。ライフスタイルに合わせて、1棟1棟違う形のお家が完成しますが、
気持ちはいつも同じです。「すべてはお客様のために」