スタッフブログ
2020.09.19
ロングライフデザインと二世帯の住まいのお話
ブログをご覧の皆さまこんにちは、こんばんは^^
葵区モデルハウス店のタカハシです。
秋が深まって参りました。
一瞬で過ぎ去っていってしまいますが一年で一番好きな季節です。
空もだいぶ澄んできました。日単位で変わる風景と空気感を楽しんでいきたいと思います。
少々個人的な話になってしまいますが
先日、18歳の時に一目惚れした照明器具を購入しました。
デンマーク、北欧デザインの巨匠が手掛けた
アルネ・ヤコブセン/AJ Floor です。
フリッツハンセンのデザイナー紹介ページにも載っておりますが
「子供の頃、自身の寝室の壁紙を塗りつぶしたと言われています。幼かったヤコブセンですが、彼は壁を典型的な幼稚な絵で埋め尽くしたり、華やかな壁紙を子供っぽい青色で塗ったりはせず、部屋の壁全体を白く塗ることに決めたのです。」
この幼少期の話が凄く好きでした。
今でこそ白い壁は主流というか無難ですが当時は勇気のいる色だったのではと考えるとカッコイイなと思ったのを思い出します。
SASロイヤルホテルも死ぬまでに行きたいなと思っています。
彼がデザインする椅子から始まり時計・照明・カトラリーの細部に至るまで美しいと思いました。
自分が将来欲しいものをこっそり卒業制作でも椅子・照明を室内に置き、その一つがAJ Floorです。(懐かしい)
いつか欲しいと思ってから6年も経ってしまいました。
ネットでもリプロダクトなんかはありふれていますしもっと早く手に入れることは出来たのかもしれないですし、形も機能も同じではある。でもどうしても正規品で本物が欲しかったです。
良いものはそれを理解している、ちょっと大げさですが意思を継いでいるお店から買いたい、
一生使えるロングライフデザインだからこそ費用をかけたいと。
レジに行って支払いを済ませる瞬間の緊張はありましたけども
お迎えすることのほくほくの方がすぐに大きくなったので後悔とかは無いです。
改めて思うことは照明ひとつで空間は本当に様変わりしますね。
自宅の壁はビニールクロスなので光の拡がり方は少し残念ですが、そもそもの光の拡げ方は馴染みのある照明とは違い直線が活きるので締まります。
漆喰であったら乱反射する効果でもっと活かせたのかもしれません…。
今後の将来と変化が楽しみではあります。
ものがありふれているこのご時世、安くてそれなりに良いものもたくさんありますが、長い目で考えたときに選別していく必要があります。
お家づくりにも通ずる点があるような気がします。
費用を抑えることは出来ますが理由もありますし、長い目で見た時に住宅のプロとして果たして本当に誇れる空間だろうか、長持ちする質の良さなのだろうか。
戻りますが生涯を共に過ごせる、色褪せることのない添い遂げるような上質で美しいアイテムをたくさんでなくても良い、でも一つ二つは持っていたいと思っています。
次に買うと決めているものもありますが当分先になりそうです…。
まずはAJ Floorさん、これから大変お世話になります。宜しくお願いします。
余談が相当長くなってしまいましたが(すみません・・・)
「光」に通ずる話題がもう一つ。
9/19(土)から22(祝・火)まで予約制で公開中のお施主様のお家。
【HP見学会情報】https://www.nattoku.jp/news/event/2020/919202122.html
二世帯のお家というだけで見ごたえは十分ですが、こちらの子世帯様の空間も「照明」「光」にこだわられております。
かなりアーティスティックな空間です。
撮り方をわざとそうしているのですが
どの部屋にどのようにして設えられたか分かりにくいと思います。
そもそも光はカメラを通した瞬間残念に映ってしまうので是非実際にご覧いただけたら嬉しいです。
本当に幻想的です。うっとり。
お施主様にも偶然お会い出来て「お気に入りの角度」を教えて頂きました。
是非お伝え出来たらなあと思います。
光やデザインももちろんですがそれぞれの世帯が丁度良い距離感で、そして自由に暮らす、使い勝手の良い動線も必見です。
二世帯住宅といえば。予約制の見学会が終了した翌日、
同じく葵区の街なかにて担当させてもらっている完全分離型の二世帯のお施主様のお家の上棟を迎えます。
通りに近い為現場をお車で通る際に見かけて下さる方も多いのではないかと思います。
楽しみです^^
あれもこれもと長くなってしまいました…。
また更新します^^
takahashi.