スタッフブログ
2017.09.28
5分で分かる!北欧デザインの歴史
こんにちは。 先日静岡市立美術館で開催されているデンマークデザイン展を見てきました!
先日三島店のみくさんが北欧デザインについてのブログを書いていましたね。
納得スタッフ内でも北欧デザインが人気であることがわかります(^ ^)
せっかく展覧会へ行ってきたので、今回は5分でわかる北欧デザインの歴史を題してブログを描いて見ました!
北欧デザインだとデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド等私の頭では解説に5分どころか5時間かかってしまいます(笑)
折角なのでデンマークを中心に北欧デザインについて勉強してみたいと思います。
まず初めにデンマークの基本情報について 場所はここ↓
意外と南側に位置しておりドイツ北側国境に接した位置にあります。
その他の情報は日本と比較をしてみましょう!
デンマーク/日本
国の面積 43,094k?F/377,972k?F
人口 約571万人/1億269万人
気温
*阪急交通社のHPから抜粋しました
夏は6月~8月で日本の初夏くらいの過ごしやすい時期になります。
日本と比べても面積が少ないことがわかりますね。 国内の気候の差が小さいのはこの国の特徴です。
北欧といえば1日太陽が沈まない「白夜」が有名ですが、比較的南側に位置しているので完全な白夜は無いようです。
デザインが磨かれた理由はいくつかあるようですが、一番の理由は家にいる時間が長いということが一番大きいようです。
上の表を見てわかる通り気温は一番寒い時期で1度前後と意外と寒くないのですが、それ以上に太陽が顔を出す時間が極端に短いです。
年間日照時間は1780時間 日本は1820時間なので、比較するとあまり変わらない気がします。
しかし月別で調べてみると12月の日照時間は合計で立ったの38時間!
一日1時間程度しかありません泣 (ちなみに日本で一番短いのは9月で1日約4時間でした。)
更に日照時間が2時間以下の月が11月~2月に渡って続きます。
太陽が出ている時間が少ないと家にいる時間が長くなり、住居でできる手工業の発達による実用性がありながらも、
飽きのこないシンプルなデザイン家具が自然と発展していきました。
LEGOを見ればシンプルながらも愛着が湧くデザインが得意であることがわかりますね笑
優れたデザインの家具を作っても人々に知られなければ意味がありません。
デンマーク家具が世界に知られたきっかけが北欧の国々が一致団結をしたことにあります。
1940年頃スカンディナヴィアデザイン提げて世界に向けてアピールしました。
これは「北欧のデザインと一つまとまりのあるものにしてブランディングしたものです。
そして北米、カナダで展示会を開催した結果、機能的でありながら温かみのあるスカンディナヴィアデザインが、
アメリカで爆発的人気を博し、ブランドとしての価値を世界に確立することに成功しました。
当時アメリカでは帰国兵向けの家具が大量に求められていた時期でもありました。
当時人気を分割していたイームズで有名なミッドセンチュリーの影響を受けながら発展していきました。
中でも特に有名なのが、ハンス・J・ウェグナーの代表作ラウンドチェアです。
納得のショールームで見た方もいらっしゃるかもしれません。
この椅子は今でも語り継がれるニクソンとケネディの代表選討論で採用された程です。
あまりの完成度、人気の高さにアメリカ人は椅子の中の椅子「ザ・チェア」と名付けました。 わかりやすい!
今回は近代に北欧デザインが世界へ普及した経緯を簡単にご紹介しました。
次回はデザイナーと代表作をご紹介したいと思います(^ ^)
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