
昨年秋に特集した納得住宅工房の「玄関」ですが、「これまで持っていた玄関の常識をくつがえした」「玄関は、もっと自由に考えてよい場所なのだということに気がついた」など、大変多くの反響をいただきました。 そこで、納得住宅工房の玄関はとても自由で美しく、お客様の想いの数だけたくさんの玄関があることをもっと皆様に知っていただきたいと考え、前回ご紹介しきれなかった玄関の数々をご覧いただきたいと思います。
和の美しさの影にある嬉しい収納力
木の持つ美しい温もりに、雨で濡れてもお手入れがしやすい天然石の機能性を合わせたこころ落ち着く和の玄関です。履く機会の多いシューズは玄関に、サンダルやブーツなどシーズンオフのシューズは大容量のクローゼット に、と用途で分けられる収納もたっぷり兼ね備えています。
芋焼酎を愛するお施主様の薩摩文化を思わせる玄関
語り始めたらとまらないほど、芋焼酎に思い入れのあるお施主様。玄関を抜けると黒いタイルの土間、そしてリビングへと続く玉砂利の廊下。芋焼酎の持つ男性的な強さ、薩摩文化や武家屋敷を思わせるモノトーンでまとめました。
アンティークさも感じる可憐な玄関
曲線やアンティーク調のアイアンをアクセントに使い、おとぎ話の世界のように可憐な雰囲気でまとめました。玄関脇には手洗いスペースを設け、機能的です。露出している配管等をブロンズでまとめて、落ち着いてシックなカワイイを追求しました。
こだわりのギターでゲストをお迎えするエントランス
エントランスでお客様をお出迎えするのはお施主様のギター。ゲストによってギターを架け替える楽しみもあるのだとか。モノトーンのエントランスでひと際輝きを放っているのは、イタリア直輸入の黒い引き戸。艶やかな輝きがギターを美しく映します。
1枚ずつ選び配置したヘリンボーンのフローリング
ヨーロッパの住宅でよく見られるヘリンボーンのフローリングですが、こちらのエントランスはお施主様と大工さんが一緒に1枚ずつこだわりを持って選び配置したもの。それぞれの木のもつ表情、色合い、組み合わせがオリジナルの美しさを放っています。グランドピアノのような鏡面塗装仕上げの深いブラックの扉はイタリアから輸入したもの。その先のリビングへと期待感が高まります。
ラグジュアリーや日本の伝統スタイル、趣味の世界を表現したスタイルなど、それぞれアート作品のように美しい玄関の事例をご紹介いたしました。エントランスは、ゲストをお迎えするイントロダクションにあたる部分。そこに住まう家族の暮らしぶりがあらわれる家にとって、序説なのではないでしょうか。自分らしく暮らしたい、納得住宅工房ではそんな想いを込めて玄関のデザインを考えていただきたいと思っています。