MADURO STYLE第98回/秋田を中心に東北の家創りを推進する老舗ビルダーの思い、その①

2021.09.10

秋田市を中心に、盛岡市や仙台市など東北で家創りを推進する老舗ビルダーの日沼工務店さんが、この度納得住宅工房さんとパートナーシップを結び、MADURO STYLEに加盟。これからMADURO STYLE秋田として、さらに地域のウェルビーイングな暮らしを推進していく日沼工務店さんに、早速お話しをお伺いしてきました。

昭和38年の創業以来、冬の寒い風土に合わせて断熱工法を開発し、秋田を中心に東北のより良い暮らし、家創りを展開してきた日沼工務店さん。そんな地域密着型の老舗ビルダー、日沼工務店専務の日沼友和氏に、MADURO STYLE総合プロデューサー兼納得住宅工房の久保代表がインタビュー。

久保 日沼工務店さんは、秋田県を中心に、本社が秋田市、本店が能代市、その他にも秋田県の'大仙市、岩手県の盛岡市や宮城県の仙台市に営業所があり、東北を中心に広く展開されているビルダーさんです。最初に日沼工務店さんの歴史と特徴をお聞かせください。

日沼 はい、もともとは祖父が青森の八戸で大工として働いていて、その大工修行の後に故郷の秋田に戻り、昭和38年に創業したのが始まりです。「東北の冬の暮らしを暖かく快適にしたい!」という思いを込めて、独自の断熱構造を開発して、地域の家創りを推進してきました。壁の中にグラスウールを詰めるだけの既存の断熱工法では、東北の厳しい冬の寒さはしのげません。そこで創業社長の祖父が、内側と外側から断熱材でサンドイッチする独自の工法を創り出しました。この自社の断熱工法は当時画期的で、冬の寒い暮らしを暖かく快適にし、日沼工務店そして東北の家創りの発展に大きく貢献してきました。






久保
 まさに東北の地域に根ざしたウェルビーイングな家創りですね。専務の日沼さんご自身は最初は山形の住宅メーカーに就職されて、その後2011年に地元秋田にお戻りになり、現在はお父さまが二代目社長をやられている家業の日沼工務店さんに勤務されています。同じ東北地方でも山形と秋田では、家創りに違いはありますか?

日沼 秋田はとにかく「断熱性能(=快適性)重視」です。私たちは、さらに断熱効果を上げるために壁の断熱工法をバージョンアップしました。そして冬の寒い外気を防ぐために、気密性・断熱性の高い窓を採用しています。夏場は直射日光が強いので、その強い日差しを遮り室内の温度を上げないことにも一役買っています。また、最初に勤務した山形という地域は、建材に国産ヒノキを多用したり、素材にこだわった家創りをしていました。秋田と山形の家創りの特徴をミックスしながら、盛岡や仙台の営業所も活性化させて、さらに東北全体の住環境をブラッシュアップさせていきたいと思います。

久保 オール電化にとても早い時期から取り組まれておりましたが、それも東北の住環境のブラッシュアップへの大きな貢献ですね!

日沼 はい!ありがとうございます。弊社のポリシーである「東北の冬の暮らしを暖かく快適にしたい!」を家創りに落とし込むと、「機能性、快適性の最重視」に行き着きます。東北の冬は、耐え難い寒さです。せっかく暖かくなった部屋の空気を、換気で逃したくありません。そこで、換気を最低限に抑えるには「ガスや石油の燃焼よりも電化」という結論で、いち早くオール電化に取り組んだ次第です。オール電化は光熱費節約に目が行きがちですが、暖かさを追求した結果のオール電化導入です。

久保 独自の断熱工法を開発したり、オール電化に取り組んでいる日沼工務店さんは、なぜ納得住宅工房とパートナーシップを結び、MADURO STYLEに加入されたのですか?

日沼 秋田では「暖かい家を創ろう」とすべてのビルダーが努力していますが、ともすると機能性重視だけに行きがちで、家の設計デザインが画一的になってしまいます。機能性だけでは、より良い暮らしは追求できません。機能性に「プラスα」が必要です。そこて、ワクワクドキドキする設計デザインをお得意とする納得住宅工房さんと手を結ばせていただいた次第です。そのおかげで、今まで見たことのない素材や設計デザインと出会えました。MADURO STYLEをご説明すると、「センスがいい!」「格好いい!」とお客さまから大好評です。

久保 日沼工務店さんのこれまでのスキルに、納得住宅工房デザインのニューソースが組み合わさって、ご一緒に東北の家創りを発展させていければ最高です!



現場発泡断熱(イソシアヌレートフォーム)を挟み込む独自の断熱工法を開発し、高い断熱性・気密性を実現。



東北の冬の寒さの大敵は、隙間風と窓からの放熱。そこでサッシ窓には、風の侵入や放熱をしっかり防ぐために、熱伝導率の低い樹脂と複層ガラスを組み合わせました。「縦滑り出し」「横滑り出し」という構造で、暖かい快適な居住空間を創り出します。



積雪量が多い東北では、雪が積もらないように急勾配の屋根は必須。また、玄関には雪や風を避けるための「風除室」も欠かせません。さらに、夏の暑さや梅雨時の湿気対策として、家全体の空気循環も重要です。東北の地域に対応した家創りを、これからも推進していきます。



日沼工務店 秋田本社
MADURO STYLE秋田
Data

☎️018-866-2202
秋田県秋田市泉中央4-2-3
営業/9:30〜19:00
定休日/無休



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日沼工務店
専務取締役
日沼友和

山形の住宅メーカーで修行した後、2011年に地元秋田に戻り、家業の日沼工務店に勤務。「家づくりは人づくり」がキャッチフレーズ。地域密着型のビルダーとして、これからも地域の暮らし向上のために尽力する日沼工務店さんの次世代を担います。

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