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2023.03.05
住宅ローン減税は単独と夫婦で借りるのは、どっちがお得??
皆さん、こんにちは!
今日は、昨日に続いて住宅ローン減税のお話パート②です。
今日の内容は、住宅ローン減税ではありますが、単独で借りた時とお二人(連帯債務)で借りた時に
少し差が出るというお話です。
実は、このローン減税のことだけでいうと得する方法があるんですね。
お客様は、ご主人だけで借りた方が良い!とか奥様も一緒に借りる!とか
何気なく決めていると思いますが、今日の内容を知っていて借りるとちょっと得するかもしれない!?
というお話なんです!
では、早速話を進めていきましょう。
下の表ですが、住宅ローン減税制度の基本的取り決め額が記されていますので、
こちらを参考にしてください。
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住宅ローン減税制度利用による最大還付額 ※誰もが最大額をもらえるわけでないです
■ 認定住宅 : 5000万円×0.7%×13年=455万円
■ ZEH住宅 : 4,500万円×0.7%×13年=409.5万円
■ 省エネ住宅: 4,000万円×0.7%×13年=364.0万円
■ その他 : 3,000万円×0.7%×13年=273.0万円
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今日は某様邸を例に挙げて比較してみたいと思います。
【 某様邸借入内容 】
借入額 4500万円
借入期間 40年
借入金利 0.5%(変動金利)※金利の変動は考慮しないとする
購入者年齢 30歳
年収 600万円
配偶者 有(奥様)収入300万円
世帯年収 900万円
扶養親族 2名(例:5歳と2歳)
入居年 令和2023年
控除期間 13年
ざっくりの計算で申し訳ないのですが・・・、
<単独債務(借入)の場合の減税額の累計> 入居令和5年(2023年)
認定住宅(長期優良等)(5,000万円) 上記条件に基づく還付額の合計:322.5万円(最大現在額336.5万円)
ZEH水準省エネ住宅 (4,500万円) 上記条件に基づく還付額の合計:322.5万円(最大減税額343.3万円)
省エネ基準適合住宅 (4,000万円) 上記条件に基づく還付額の合計:322.5万円(最大減税額343.3万円)
その他の住宅 (3,000万円) 上記条件に基づく還付額の合計:273.0万円(最大減税額273.0万円)
<連帯債務(借入)の減税額の累計> 入居令和5年(2023年)
認定住宅(長期優良等)(5,000万円) 上記条件に基づく還付額の合計:341.3万円(最大現在額343.2万円)
ZEH水準省エネ住宅 (4,500万円) 上記条件に基づく還付額の合計:341.3万円(最大減税額343.2万円)
省エネ基準適合住宅 (4,000万円) 上記条件に基づく還付額の合計:341.3万円(最大減税額343.2万円)
その他の住宅 (3,000万円) 上記条件に基づく還付額の合計:273.0万円(最大減税額273.0万円)
試算した結果・・・、
ご主人600万円、奥様300万円の合計世帯年収900万円の某様邸では、連帯債務にした方が、
住宅ローン減税だけで言えば、たくさん控除を受けることになります。
連帯債務がOKならば、自己資金(頭金)を使用せず、連帯債務で住宅ローンを借りてしまった方が得とも言えます。
持ち分を持つ持たないの問題はありますので、そこはご夫婦でよくお話された方が良いかと思いますが、
住宅ローン減税制度を有効に活用するのであれば、連帯債務は有効な手段とも言えます。
もちろんメリットだけでなく、デメリットもありますので、そちらもよく検討して頂く必要があります。
ご家庭の収入状況等によっても住宅ローン減税は大きく変わりますので、
この限りではありませんが、知っておくと得することもあります。
こんな試算が出来ますので、是非担当コンシェルジュにご相談ください!
では!