スタッフブログ
2026.07.22
【住宅業界への提言】
ブログをご覧の皆様 ありがとうございます。
nattokuの中野です。
改めて「本当に良い家とは何か」を考える機会がありました。
住宅業界では、価格、性能、デザイン、集客、販売棟数など、さまざまな数字や言葉が飛び交います。
しかし、私たち住宅に携わる者が本当に向き合うべきなのは、家を売ることではなく、
そこに暮らすご家族の健康や安心、そして何十年先まで続く暮らしではないでしょうか。
〇家を「売る」のではなく、本当に良い家をつくる
先日、新潟の夢ハウス様での研修にて改めて木の家、本物の素材を使う意味について深く考える機会がありました。
木材は、しっかりと乾燥させることで性能が大きく変わります。
含水率を15%程度まで下げるには、時間も設備も必要です。当然、コストもかかります。
丁寧に乾燥された木材は強度が高まります。
そして何より、木は本来の力を取り戻します。
湿度の高い時期でも床がサラサラと感じられる。余分な湿気を調整し、カビや害虫が発生しにくい室内環境をつくる。
これはカタログ上の数字だけでは分からない、本物の素材だからこそ体感できる価値です。
〇なぜ住宅は接着剤に頼るようになったのか
戦後から高度経済成長期にかけて、日本では住宅を早く、大量につくることが求められました。
資材不足や職人不足のなかで、合板や接着剤を活用した工業化住宅、プレハブ住宅が広がったことには、
当時なりの事情があったのだと思います。
しかし、現在は違います。
住宅の気密性が高くなる一方で、室内に使われる建材や接着剤、化学物質についても、より慎重に考えなければなりません。
第一種換気や全館空調等、機械で何とかしようという考えもあります。(機械は壊れます。。)
新しいものを否定するのではなく、本来の木や土、自然素材が持っている調湿性や耐久性を見直す。
知識と経験を持つ住宅従事者ほど、その責任を持って取り組むべき時代に入っていると感じます。
〇売上だけを追いかける住宅会社になってはいけない
住宅業界では、短期間の受注数や契約棟数を競い、値下げやキャンペーンによって契約を急がせる手法が目立つことがあります。
6月は大きな山月イベントが開催された会社様もありますね。。
年間棟数の7割位が6月に受注するらしいですよ。工事どうなっちゃうんだろう。。
もちろん、企業として売上や利益は必要です。
しかし、住宅は一時的な流行商品ではありません。お客様が何十年も暮らし、家族の人生を重ねていく場所です。
コストだけを下げ、見た目だけを整え、短期間で大量に販売する。
それを成長と呼んでよいのでしょうか。
急激な拡大の裏側で、施工品質やアフターサービス、資金繰りが追いつかなくなれば、最終的に困るのはお客様です。
住宅会社が本当に見るべき数字は、今月の契約棟数だけではありません。
建物が何年持つのか。住んでいるご家族が健康に暮らせるのか。困ったときに相談できる会社であり続けられるのか。
そこまで含めて、住宅会社の責任だと思います。
〇28年間、3,500棟に関わって感じること
住宅の仕事に28年間携わり、これまで約3,500棟の住まいづくりに関わってきました。
その経験を通じて、強く感じることがあります。
家を売ろうとしすぎてはいけない。
本当に良い家をつくり、誠実に向き合っていれば、お客様の方から頼ってくださるようになります。
性能や気密を謳い、木目のシートを貼り、それらしく見せるだけで「本物の木の家」と表現する。
規格や設備を少し選べるだけで「自由な注文住宅」と伝える。
そうした売り方を続けていれば、いつか住宅業界全体がお客様からの信頼を失ってしまいます。
家づくりは、見た目だけではありません。
素材の中身、構造、耐久性、施工方法、メンテナンス性。
見えない部分にこそ、その会社の考え方が表れます。
〇建てた後のお客様を大切にする
最近、大手ハウスメーカーで建てられた住宅のリフォームやメンテナンスに関するご相談が増えています。
住宅は、建てて終わりではありません。
時間が経てば、給湯器や照明、外壁、屋根、水まわりなど、さまざまなメンテナンスが必要になります。
その際、「保証がなくなるから」という不安を過度にあおり、一般的な相場とかけ離れた見積もりを提示するようなことがあってはなりません。
60年保証って、点検で出た不具合を直さないと60年継続しませんから。。
そこの住宅会社でやらなければならない縛り的なものです。
建ててくださったオーナー様だからこそ、誠実な価格で、分かりやすく説明し、長く支えていく。
それが住宅会社のあるべき姿です。
新築時には安く見せ、契約後の追加工事やメンテナンスで金額を上乗せするような仕組みでは、いずれ信頼を失います。
〇営業だけで家づくりを判断しない
住宅は、営業トークだけで判断できる商品ではありません。
デザインだけでもなく、性能数値だけでもありません。
土地、構造、間取り、素材、施工方法、温熱環境、維持管理まで、幅広い専門知識が必要です。
だからこそ、お客様との打ち合わせには建築士や設計担当者がきちんと関わるべきです。
営業担当者も住宅の専門家を目指し、建築士資格の取得や、構造・設計・素材に関する学びを続けなければなりません。
分からないことを営業トークでごまかすのではなく、必ず専門家を同行させる。
それがお客様に対する最低限の責任だと思いませんか?
私良く皆様に話するのですが、教習所に行って運転免許持っていない方に教えられてたら不安ではないですか?
って。皆様 口をそろえて不安ですね。って仰います。
目の前の営業マンだけで間取り決めてませんか?
〇本来あるべき家の意味を、もう一度考える
住宅業界も、さまざまなマーケティング手法や経営ノウハウを取り入れる時代になりました。
しかし、どれだけ集客方法や営業手法を学んでも、提供する住宅そのものに価値がなければ長くは続きません。
大切なのは、本物の材料を使うこと。
地域の気候や風土に合った家をつくること。
建てた後まで責任を持つこと。
そして、お客様の暮らしを本気で考えることです。
家は、売上をつくるための商品ではありません。
ご家族の命と健康、財産、未来を守る場所です。
だからこそ私たち住宅従事者は、今一度、本来あるべき家の意味を考え直さなければならないと思います。
安く売ることでも、数を競うことでもなく、何十年先まで「この家を建ててよかった」と思っていただける家をつくる。
それこそが、地域のお客様に必要とされ続ける住宅会社の姿ではないでしょうか。
安心した住まいを建てたい方は、是非nattoku住宅にお越し下さい。
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下記よりお問い合わせください。