スタッフブログ
2026.03.29
家づくり、9割が外す“最初の判断”|ラーメン理論編
家づくりで9割が見てない“最初の判断”
「ラーメンって、何で決まると思いますか?」
こういう話をすると、だいたい
「チャーシューでしょ」とか
「いや見た目でしょ」って返ってきます。
分かります。めちゃくちゃ分かります。
実際、私も昔はそう思ってました。
でも結論はシンプルで、スープです。
スープが決まれば、麺もタレも具材も自然と決まる。
逆にスープがぼんやりしてると、なんかまとまらない。
…で、ここからが本題なんですが。
これ、家づくりもまったく同じなんです。
という「家づくり×ラーメン理論」をお話します。
「間取り、どうしますか?」
この一言からスタートする人、ほぼ100%です。
展示場行っても、SNS見ても、まず出てくるのは間取り。
いや、ちょっとまって。前に話を聞きに行った会社は、「予算とか年収」を先に聞いてきましたよ?
っていう方もいらっしゃるかもしれません。
はい。もう、その会社は一旦、論外ですので、外して考えましょう。
その理由は、最後に書きます。
一般的には、間取りからスタートすることが多いんですが、
でも、ここにちょっとした違和感があります。
あれ?それ、順番逆じゃない?って。
変なタイミングになりましたが、ブログをご覧の皆さま。こんにちは。こんばんは。
静岡本部、メディアマーケティング部の望月です。
マーケ目線から、どうやったらわかりやすく「間違えない家づくりノウハウ」をお伝え出来るかに
日々思考を巡らせている私が「家づくりでズレる人の共通点」を見つけました。
その“最初の判断”についてお伝えしようと思います。
私の手元に入ってくるいろいろな情報(他社様の事例も含めて)を分析すると、
間取りから考えた人ほど、言っていることがあります。
「なんか住みにくいんですよね」「思ってた感じと違うというか…」
これ、珍しい話じゃないです。むしろ「あるある」です。
なんでこうなるのか。
ここからラーメン理論でいきますね、
理由はシンプルで、
“スープが決まってない状態で麺を選んでいる”から。
家づくりで最初に考えるべきこと
ちょっとだけ整理します。
ラーメンでいうと、
・スープ=味の方向性
・麺=相性やバランス
・タレ=濃さの調整
・トッピング=満足感
これを家に置き換えると、
・スープ → 設計思想(断熱・耐震・優先順位)
・麺 → 基本設計(構造・寸法)
・タレ → 性能数値(UA値・C値など)
・トッピング → 設備・内装
と言えます。
家づくりは、本来はこの順番なんです。
でも実際は、
「このキッチンいいですよね〜」
「この間取り、動線良さそう!」
みたいに、トッピングから入る。
いや、気持ちはすごく分かるんです。
ショールーム行くとテンション上がりますしね。
(私も普通にショールーム行くと、テンション上がります)
でもその時点で、ちょっとズレ始めてるんです。
なんとなく、崩れていく家づくり
崩れるポイントは、ほんとにシンプルです。
言葉で表現すると、「なんとなく」です。
・断熱どれくらい? → よく分からない
・耐震は? → とりあえず大丈夫そう
・間取りは? → 見た感じで良さそう
これ、全部つながってます。
基準がないと、全部「雰囲気」で決まる。
で、あとから調整しようとしても、
「それは構造的に難しいですね」って言われる。
これ、結構ショックですよね。
あー、できないんだ…ってガッカリするポイントです。
「いい間取り」の落とし穴
あともう一つ。
「いい間取りって何ですか?」ってよく聞かれます。
これ、実は答えがないです。
というか、極論ですが、「人によります」が正解。
例えば、
・共働きで朝も夜もバタバタな家庭
・子育て真っ最中で洗濯と片付けが中心の家庭
・在宅ワークで家にいる時間が長い家庭
この3件のケース、同じ間取りで快適になると思いますか?
・・・ならないですよね。
でも見た目が良いと、つい「これいいかも」ってなる。
分かります。ほんとに分かります。
ただそれ、“誰かには良い間取り”なだけなんです。
見落とされている“本当の住宅の判断基準”
じゃあ何を見ればいいのか。
答えはシンプルで「自分たちの生活に合っているかどうか」です。
具体的に書くと、ちょっと難しい話にみえるかもしれませんが、
本質はシンプルです。
3つだけ。
① 設計思想が最初に決まっているか
断熱(UA値)とか耐震等級とか。「どこまでやるか」を最初に決めてるか。
過剰な装備になっていないか。機能不足になっていないか。
② 基本設計がそれに合っているか
構造や寸法がブレてないか。将来の間取り変更などの拡張性に対応できているか。
ここズレると、あと全部ズレます。
③ 設備が足を引っ張ってないか
見た目優先で、必要な性能を落としてないか。本当にその設備、必要か?
この3つ。ホントにこれだけです。
間取りへの意識が変わった実例
以前、お客様と、こんなやり取りがありました。
「洗濯って、いつしてますか?」
って聞いたら、
「え、そんなこと考えたことなかったです(笑)」って。
正直、そうですよね。って思いました。聞いたの私なんですけどね。。。
でも話していくと、
夜に洗う → 部屋干し → 朝に片付ける
っていう流れが見えてきたんです。
「じゃあ、その動きがラクになる間取りを選んだ方がいいですね」
と話をしたら、お客さまの家づくりへのイメージが一気に変わったんです。
「間取り」の意味がガラッと変わった。
あの瞬間は、ちょっとゾワっとしました。いい意味で。
「あ、これ間取り考えてるんじゃないな」って。
お客様と一緒に、お客様の暮らしを組み立ててる感覚でした。
家の選び方。覚えておいて欲しい事は、一つだけ
結局、シンプルなんです。
スープで決着。
最初に何を大事にするか。
『どんな暮らしをしたいか。』
ここが決まれば、間取りはあとからついてきます。
逆にここが曖昧だと、最後までモヤっとします。
ここだけ、覚えておいてください。家づくりの進め方、選び方が
クリアになって行くと思います。
あっ、最初に書いた「予算とか年収」を先に聞いてくる会社は一旦外しましょう。の理由を書きますね。
これも、ラーメン理論で解説してみます。
「何味のラーメンを食べようかな」と、ちょっとワクワクしながらラーメン屋さんに入りました。
次の瞬間、店員さんに「いくら持ってますか?」って聞かれたら、どう思いますか?
お客様に美味しいラーメンを作って、食べてもらう。
「美味しかった。このラーメン選んでよかった」って思ってもらうのではなく、
「いくら持ってるのか」→「この人は客単価、〇〇円の人だ」
って見られてるのと同じなのだと思います。
そんなラーメン屋さんに、いいラーメン期待できますか?
ラーメン屋さん=住宅会社さんと考えてみてください。
ちょっと辛口な表現ですが、きっとそういう事なんです。
是非、覚えておいてください。
■時間の無い方向け|まとめ
家づくりは間取りから考えるもの、そう思っている方は多いですが、実はその前に決めるべきものがあります。
それが「設計思想」です。断熱や耐震といった性能の方向性を数値で決め、その基準に沿って構造や寸法を整えていく。
この順番が崩れると、見た目が良くてもどこかに違和感が残ります。
逆に最初の判断がはっきりしていれば、間取りや設備は自然と整っていきます。
「まだ早いかな」と思うタイミングこそ、一度立ち止まって考えてみる。
その一手間が、後悔を防ぐ分かれ道になるかもしれません。