スタッフブログ
2026.10.27
家づくりは「どこで建てるか」より「誰と建てるか」。
家づくりは「どこで建てるか」より「誰と建てるか」。
こんにちは!
nattoku住宅の良知春海です。
皆さんは、住宅会社を選ぶとき、何を一番大切にしていますか?
デザイン、性能、価格、保証、会社の知名度。
もちろん、どれも大切なことです。
でも、住宅業界で仕事をしている僕が、同じくらい大切だと感じていることがあります。
それは、**「誰と家づくりをするか」**ということ。
先日、YouTubeで住宅営業マンの選び方について語られている動画を見ました。
住宅営業という仕事をしている僕自身、とても考えさせられる内容だったので、今回はその動画をきっかけに感じたことをお話ししたいと思います。
01|良いことばかり話す営業マンが、本当に良い営業マンなのか。
住宅会社の営業マンは、自社の商品に自信を持っています。
僕もnattoku住宅の家づくりが大好きです。
無垢の床や漆喰といった自然素材、空間の美しさ、家具まで含めたトータルコーディネート。
自信を持っておすすめできるものがたくさんあります。
でも、どんな住宅会社にも得意なことと、そうでないことがあります。
それなのに「うちが一番です」「デメリットはありません」と伝えるのは、少し違う気がしています。
大切なのは、他社より優れていることを証明することではなく、お客様の理想の暮らしに、その住宅会社が本当に合っているのかを一緒に考えること。
時には、自社の弱みも正直に伝える。
他社の方が優れている部分があれば、それもきちんと認める。
そうした誠実さが、信頼関係の第一歩になるのだと思います。
02|家の価格ではなく、暮らしにかかるお金を考える。
家づくりでは、どうしても建築費用に目が向きます。
3,000万円の家と3,500万円の家。
金額だけを見ると、500万円安い方が魅力的に感じるかもしれません。
でも、家は完成した瞬間がゴールではありません。
そこから何十年もの暮らしが始まります。
毎月の光熱費、将来のメンテナンス費用、固定資産税、設備の交換費用。
住宅ローン以外にも、住み続けるためのお金が必要です。
だからこそ僕は、**「いくらで建てられるか」だけでなく、「建てたあと、どんな暮らしができるか」**を大切にしたいと思っています。
家のために、旅行や趣味、家族との時間を我慢する。
そんな暮らしを提案したいわけではありません。
家を建てることによって、今まで以上に人生が豊かになる。
そのための資金計画であるべきだと思います。
03|契約を急がせる理由は、誰のためなのか。
実は先日、家づくりをご検討されているお客様と、お仕事終わりにお電話でお話しする機会がありました。
そのお客様は、現在複数の住宅会社を比較されていて、他社からはキャンペーンなどの条件も含め、早い段階での決断を求められている状況でした。
僕たちのご提案も気に入っていただけている一方で、他社にも魅力を感じる部分があり、悩まれていました。
特にこだわられていたのが、キッチンです。
ご夫婦ともにお料理が好きで、キッチンは家づくりの中でも特に大切にしたい場所。
単に使いやすいだけではなく、デザインが美しく、リビングや中庭とのつながりまで考えられた空間にしたい。
そんな想いをお持ちでした。
他社でご覧になったキッチンにも、とても魅力を感じられていたようです。
そのお話を聞いて、僕が考えたのは、
「どうすれば自社のキッチンを選んでもらえるか」
ではありませんでした。
「どうすれば、お二人が本当に好きなキッチンを、理想の空間の中で実現できるか」
ということでした。
そこで、現在ご提案しているメーカーだけでなく、他社で気に入られているメーカーのキッチンも含め、比較できるように準備することにしました。
もちろん、採用する設備によって金額も変わります。
だからこそ、デザインだけでなく、オプション費用やLDK全体のバランスまで含めて考えたい。
また、太陽光発電についても、初期費用を抑えて導入する方法と、購入する方法の両方を比較することにしました。
目先の金額だけでなく、長く暮らしたときにどちらがご家族に合っているのか。
そこまで一緒に考えたいと思ったからです。
そして、他社でのお打ち合わせが終わったあとに、改めて比較する時間を設けることにしました。
正直に言えば、僕自身もお二人と一緒に家づくりをしたいという気持ちは、とても強いです。
自分が考えた空間を気に入っていただけることは、本当に嬉しいですし、もっと良い提案をしたいという気持ちになります。
でも、だからこそ、焦って決めてほしくない。
家づくりは、住宅会社の都合で進めるものではありません。
お客様自身が、価格にも、デザインにも、そして家づくりの過程にも納得して決めるものだと思っています。
僕たち営業マンの仕事は、契約を急がせることではなく、お客様が自信を持って決断できる状態をつくること。
今回の商談を通して、改めてそう感じました。
04|本当に良い営業マンは、家が完成したあとにわかる。
動画の中で、特に印象に残った話があります。
それは、住宅会社を検討するときに、実際に家を建てたオーナー様の声を聞いてみるということ。
これは僕も、本当に大切なことだと思います。
モデルハウスは美しくて当たり前。
完成見学会でも、素敵な空間を見ることができます。
でも、実際に暮らしている方の言葉には、また違った価値があります。
「住んでみてどうだったのか」
「打ち合わせは楽しかったのか」
「困ったときに担当者は対応してくれたのか」
そして何より、
「もう一度家を建てるとしても、同じ会社、同じ担当者にお願いしたいか」
この質問に、家づくりの本当の評価が詰まっている気がします。
僕自身、お引き渡しをしたあとも、お客様と良い関係でいられることが何より嬉しいです。
家が完成してからも、気軽に連絡をいただける。
ご家族の近況を聞かせていただける。
そんな関係を築けることが、この仕事の大きな魅力だと感じています。
05|営業マンの価値は、知識だけでは決まらない。
住宅営業には、本当に幅広い知識が必要です。
建築、構造、断熱、資金計画、土地、法律、インテリア。
知っておかなければいけないことは、数えきれないほどあります。
でも、僕は知識が豊富なだけでは、良い営業マンとは言えないと思っています。
大切なのは、その知識をお客様のために使えるかどうか。
専門用語を並べて説明することよりも、難しいことをわかりやすく伝える。
自分の提案を押し通すことよりも、お客様が本当に求めていることを理解する。
そして、わからないことがあれば曖昧にせず、調べて正確に伝える。
小さな約束を守る。
当たり前のことかもしれませんが、こうした積み重ねが信頼につながっていくのだと思います。
今回のお客様とのお電話でも、僕自身が改めて感じたことがあります。
それは、お客様の話を聞くことで、提案はもっと良くなるということ。
僕が最初に考えていたプランにも、自信はありました。
でも、お二人が他社で見つけた魅力や、新たに感じたこだわりを聞くことで、さらに良い空間を提案できる可能性が広がりました。
住宅営業は、自分の考えたものを売る仕事ではなく、お客様と一緒に、まだ見えていない理想を見つけていく仕事なのかもしれません。
06|最後に。僕が目指したい住宅営業の姿。
僕は、家づくりという仕事が好きです。
建築が好きで、デザインが好きで、家具や素材、照明が好き。
美しい空間に出会うと、今でもワクワクします。
でも、それ以上に好きなのは、お客様と一緒に理想の暮らしを考える時間です。
何気ない会話の中から、その人らしい価値観が見えてくる。
好きなもの、休日の過ごし方、家族との時間。
そんな一つひとつを形にしていく。
それが注文住宅の面白さだと思っています。
住宅会社選びで迷われている方には、ぜひ建物だけでなく、担当する人にも目を向けてみてほしいです。
そして、僕自身も選んでいただく立場として、常に自分に問い続けたいと思います。
「この人と家づくりができて良かった」
そう言っていただける仕事ができているか。
家づくりは、建物を完成させることが目的ではなく、その先の暮らしを豊かにするためのもの。
だからこそ、僕は建物だけでなく、人との出会いも大切にしていきたい。
これからも、そんな住宅営業でありたいと思っています。
nattoku住宅
良知 春海