スタッフブログ
2026.10.28
家と庭、素材と家具。そのつながりまで考える家づくり。
こんにちは!
nattoku住宅の良知春海です。
最近、建築家フランク・ロイド・ライトの建築思想に触れて、改めて家づくりで大切にしたいことを感じました。
それは、建物と、その周りにあるものを一緒に考えることです。
ライトの代表作「落水荘」は、滝の上に建つ住まい。水の音や木々の緑など、自然の存在を暮らしの中に取り込んでいます。
この考え方には、僕がnattoku住宅でご提案したい家づくりとも、重なる部分があります。
例えば、中庭。
間取りの中に庭を設けるとき、考えたいのは「庭があること」から先の暮らしです。
朝、ダイニングに座ると植栽に光が当たっている。
料理中に顔を上げると、窓の向こうに緑が見える。
夜は室内の照明を少し落として、庭を眺めながらくつろぐ。
周囲の視線に配慮しながら、どこに窓を設け、どんな景色を切り取るか。その工夫によって、家の中で過ごす時間が変わってきます。
お客様と図面を見るときも、「ここに窓があります」という説明だけで終わらず、そこから見える風景まで共有したいと思っています。
そして、その景色を受け止める室内の素材も大切です。
nattoku住宅の家づくりで身近な、無垢の床や漆喰の壁。
無垢の床は、素足で歩いたときの感触や、一枚ごとに異なる木目に魅力があります。漆喰の壁は、昼間の自然光と夜の照明で、表情が変わります。
僕は特に、壁にやわらかく光が当たり、素材の陰影が見える時間が好きです。
素材を選ぶときは、サンプル単体の色だけでなく、実際の空間で光が当たったときにどう見えるかまで考えたい。自然素材の良さを、毎日の暮らしの中で感じていただきたいと思っています。
ライトが、建物と家具、周囲の環境を一体として考えていたことも印象的でした。
nattoku住宅でも、間取りと一緒に家具を考えることを大切にしています。
ソファの大きさや高さが変われば、リビングの広がり方も変わります。ダイニングテーブルの素材によって、床やキッチンとの調和も変わってきます。
どんな椅子に座り、どこを眺めるのか。
家族が集まったとき、どのくらいの距離で会話をするのか。
夜はどの照明をつけて過ごすのか。
家具まで思い浮かべると、図面がぐっと身近な暮らしになってきます。
だから僕も、お客様には好きな家具や、心地よいと感じた場所の話を聞かせていただきたいです。
「この椅子が好き」
「旅行先の、あの空間が落ち着いた」
「休日は家でゆっくり料理をしたい」
そんな何気ないお話が、そのご家族らしい住まいを考えるヒントになります。
庭が見える窓。
素足で歩きたくなる床。
光の当たり方が美しい壁。
長く使いたいと思える家具。
それぞれの良さがつながったときに、その家ならではの心地よさが生まれるのだと思います。
完成したときの感動が、住み始めてからの日々の楽しみにつながるように。
nattoku住宅で、僕自身がご提案する一棟一棟も、そこで過ごす時間まで丁寧に考えていきたいと感じました。
nattoku住宅
良知 春海