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2024.06.17

性能の数値に傾倒した考え方にご注意を・・・

専務取締役 マネジメント本部長

志村 和哉

皆さん、こんにちは!!

最近、多くのコンシェルジュと一緒にお打合せに入らせて頂きますが、
その中で、性能にすごくこだわった方がいらっしゃいます。
もちろん高気密で、断熱性能等が高いに越したことはありません。
がしかし、性能という数値に特化した家=快適 は本当なのか?というのが今日のテーマです。

近年、住宅会社は日本人特有の横並びの姿勢で、住宅は「性能」ということに
大きく舵を切りました。

もちろん住宅の性能を上げるのはとても良いことです。 
なので、性能を上げていくことには大賛成です。

この性能と一括りにお話をすると簡単ですが、住宅の性能の意味の中にはいろんなものが
含まれています。

例えば、UA値、HEAT20、耐震性能、気密性、換気性能等上げれば切りが
無いほどたくさんあります。

このようにたくさん性能を表す指標があるのですが、
例えば、HEAT20のG2、Gという指標があります。
このG2、G3だからと言って、日射が期待できない家や直射日光が入り過ぎて夏暑くなり過ぎて
しまう家とかでは、意味がありません。

私の息子の成績ではりませんが・・・、
英語は100点満点だけど、数学、国語、社会、理科は0点では、困ってしまいますよね。。

重要なのは、バランスなんです。
設計で言えば、トータル設計でバランスを整えた住宅を作らないと、快適にはならないと言えます。

また日本は地域によって、気候が全く異なります。

私が生活する静岡県特に中部エリアや西部エリアは、とても気候が温暖で、冬も暖かく生活が
しやすい地域です。
寒がりな私にとっては、とてもありがたい気候です。

この静岡県の中部、西部エリアに合った性能を有する家を作るべきだと考えます。

電気料金で言えば、G1⇒G2の家で静岡県であれば、おそらく1年間で1万円~2万円
削減になると思います。
※比較対象がG1ではなく、一般住宅であればもう少し削減メリットが出ます。

10年間で10万円~20万円の電気料金削減が可能です。
光熱費がとても上がって来ていますので、やった~!!ということになりそうですが、
ここに盲点があります。
それは、光熱費削減以上に性能アップには莫大なコストがかかるということです。

G1⇒G2、G2⇒G3に性能アップするために、50万円とか100万円位のコストがかかると考えて間違いないです。
そのために住宅会社がすることは、総額を上げたくないので、例えばフローリングのグレードを
下げるたり、間取りの自由度を無くすこと、建物を小さくすること等、大事な部分を削減して総額が上がらないようにコントロールするんです。
これは当然と言えば当然で、一定のご理解頂けることと思います。
もう一度簡単に言うと性能数値をアップするために、大事なフローリング等を
コストダウンしているケースが多々あるということです。

でも、住宅の中でも長期的にみるとメンテナンスの問題もあるので、使用頻度が高い場所や
雨風あたる外壁材等の質を落とすことは、極力避けたいところです。

しかし、住宅の総額が上がっている現在、性能をマストとするとお客様が買いやすい価格帯にするためにはどこかで操作が必要になってきます。
これでは本末転倒と言わざるをえません。。

お客様には、五感があり、暑い、寒いを感じます。
その五感(体感)は人によって違いますので、
数値に表しづらいですが、
考慮することは可能です。


この静岡県で建築する時にオーバースペックになっていないか?

住宅会社として、お客様にとって何が一番良いのか?本気で考えないとならないと
常々思っています。
売れればいいは違います。

長くなってしまいましたが、数値を追い求めることが本当に正しいとは限りませんので
しっかりとお考えになって頂きたいと思います。
ご自分にとっての快適とは何か?
すごく大切なことですので、数値に惑わされることなく住宅づくりをしていただきたいと
切に思います。

専務取締役 マネジメント本部長

K.Shimura 志村 和哉

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